環境に潜む白癬菌について

白癬(水虫)は高齢者を中心に多くみられる真菌感染症です。今回は、白癬について記事を記載します。

白癬の原因

白癬菌と呼ばれる真菌が原因です。白癬菌は古くなった角質(垢)に感染します。古い角質に付着して24時間経過すると定着すると言われています。
そのため、1日1回入浴し足をきれいに洗うことで感染を防ぐことができます。ただし、傷などで皮膚が損傷している場合は1晩程度で感染してしまうようです。

白癬の原因になる白癬菌は100種類程度確認されているようですが、日本に存在するのは10種類程度と言われています。比較的多いのはトリコフィトン属と言われています。

白癬菌が多い場所

自宅内の床が一番多いと言われています。床に髪の毛や人から落ちた垢が堆積しやすいためです。

人体であれば足の裏が一番多いです。足の裏は100種類程度の真菌が付着していると言われています。特に踵に多く踵は古い角質の層ができやすいためです。

白癬菌が育ちやすい環境

湿度60%以上

室温20~30度

栄養素となる皮膚の垢や髪の毛が溜まった場所

対策

家の湿度を40%~59%程度に保つ(家の建材や建具は乾燥しすぎると劣化しやすいと言われているため湿度40%以上は保つことが良いと言われている)

こまめに床を掃除する。

バスマットやカーペットを定期的にクリーニングする。

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