脳腸相関とは
脳が腸に影響を出すように、腸が脳に影響を与える相互関係のことを言います。
研究の歴史
2010年代から腸内細菌に関する研究が増え、発表される論文の数が劇的に増えました。
消化器内科の分野でも時々脳腸相関に関連する研究が発表されることがあります。
神経と神経伝達物質
脳と腸は約2000本の神経で繋がっております。神経の伝達で互いに影響しております。
また、神経だけでなく腸が神経伝達物質を生成することで脳に働きかけるとも考えられています。
「お腹が空いたから食べ物を探す。」
「お腹が痛くなったからトイレに行く。」
「満腹になったので眠い。」
など行動は腸の影響を大きく受けていると考えられます。
したがって、腸も人の行動を決定するということです。
腸内のグリア細胞
神経細胞を支えるグリア細胞ですが、近年の研究では腸内で生じる変化に合わせて対応することが分かっています。
まとめ
人間の行動決定は基本的に脳が行っています。しかし、腸もまた意思決定に影響します。
腸が健康であるということが、その人の行動に重要であるとも考えられます。